アクタージュ 第51話 ネタバレと感想-立ち方-

2019年2月4日発売、週刊少年ジャンプ10号から

「アクタージュ」のネタバレと感想記事になります!

アクタージュ 50話のあらすじ

巌と星アリサの関係を聞こうと、巌と一緒に高架下の飲み屋に来た阿良也。

しかし、詳しい話はしないまま、巌は席を立つ。

巌を引き留めるため、阿良也は飲めない酒を一気飲みし、倒れてしまう。

倒れながら、自分の感情が星アリサに「嫉妬しているため」だと気づく。

それに気づいた阿良也は、巌に「俺が役者になる。だからあんたは俺だけを見ていればいい」と告げる。

「俺があんたの一番になれば全部済む」と思った。

それなのに、これからなのに、巌は死の世界へ旅立とうとしている―。

舞台『銀河鉄道の夜』。

阿良也としての感情とジョバンニとしての感情が入り混じった状態の阿良也は、カムパネルラを巌と重ねてしまい、腕を掴んで離さない。

舞台を観ていた星アリサは「だから言ったのよ、役者はやめておきなさいと」と心の中で、阿良也に語り掛ける。

阿良也は、景演じるカムパネルラにしがみつき、目に涙を浮かべていた。

アクタージュ 第50話 ネタバレと感想-阿良也と巌②-

アクタージュ 51話のネタバレ

阿良也が景にしがみつき、座り込んだまま、30秒以上が経過していた。

阿良也だけでなく、景も動こうとしない。

巌裕次郎の喪失という現実が、阿良也に影響を与えて生まれたこの芝居。

「阿良也はもう立ち上がれない」「たとえ芝居が素晴らしくても、この舞台は失敗」とアリサは考えていた。

舞台裏で舞台を観ていた劇団員達は、動けなくなった阿良也を心配していた。

膠着状態の舞台を終わらせるには、景が阿良也を振り払って別れを告げるしかない。

しかし、巌のことが大好きだからこそ動けなくなった阿良也の気持ちを考えるとそれは残酷なことだった。

景は、阿良也にしがみつかれながら、巌とのやり取りを思い出していた。

一人の女優の役者人生を絶ってしまった経験から、「芝居で役者を救える演出家になろうと思った」と語る巌。

そのために、才能がなくても、売れなくてもいい。役者という人生が必要な人を集めて立ち上げたのが、劇団天球だった。

しかし、劇団天球を立ち上げた巌に対する評価は厳しいものであった。

昔の仲間からは裏切り者と罵られ、作品は日和ったと評価され、芝居で人を救いたいという思いは「くだらないエゴイズムだ」とも言われた。

劇団員の様子を知っている景は「でもみんな、ちゃんとキラキラしてるわ。巌さんのおかげで」と返す。

しかし「…それは、俺が死んだ後にわかることだ」と暗い表情のまま話す。

「…夜凪、芝居ってなんだと思う」巌が景に尋ねる。

景は今まで出会ってきた人のことを思い出しながら「お芝居は…誰かと出会わないと演じられなくて。でも、いなくなった人との思い出も…お芝居に出来て」と答える。

景の返事を聞き、少し笑いながら巌は「そう。俺たちは例え死んでも一人にはなれない。その幸福に気づくことを芝居という」「ただ、死者は口を開けない。生きている奴らで気づくしかない。だから俺達は信じるだけでいい。役者を信じることだけが、演出家の仕事だから」と語る。

膠着状態の舞台を舞台裏で見ている劇団員達。

やる気のない子供の阿良也がなぜか巌に気に入られ、芝居を始めたかとおもったら、すごい勢いで成長していった。

そんな阿良也に対し、「正直悔しかった」と語る亀太郎。

しかし「でも、お前を尊敬していたよ」「だから、立ってくれよ」と舞台を映すモニターに向かい、語りかける。

亀太郎に続くように、他の劇団員達もモニターに映る阿良也に「阿良也、がんばれ!」「立て!阿良也!」と声をかけ始める。

その時、景にしがみついていた阿良也は、景から腕を離した。

そして、ゆっくりと立ち上がった。

「ああ、そっか。待っていてくれたのか」阿良也は、自力で気持ちを立て直して立てるようになるまで、景が待っていてくれていたのだと気づく。

自力で立ち上がった阿良也を見て、景演じるカムパネルラは『…ああ、よかった。僕は行くよ』と語る。

阿良也が立ち上がった時、病室の巌の心電図モニターが「0」となる。

アクタージュ 51話の感想

「生きている奴らで気づくしかない」という巌の言葉から、黙って阿良也を見守っていた景。

結果、阿良也は自力で気持ちを立て直し、立ち上がることが出来た。

カムパネルラとジョバンニの別れのシーンも無事に終わりを迎えた。

舞台が終わった後、巌が亡くなったことを知って劇団員がどう反応をしていくのか、カムパネルラに入り込んだ景は戻ってこれるのか、舞台後のことが気になる